Rolling Dub Trioがこれまで作り続けてきた靴の歴史の中でも

最も軽やかにクリーンに

ミニマムに削ぎ落としたスリッポンシューズ。

 

アッパーに採用されたイタリアの老舗タンナーGUIDI社のカーフ。

特有のマットな光沢と、その中に細やかにシボが刻まれる銀面。

しっとりとした柔らかさで弾力のあるタッチ。

 

靴のデザインと相まって凄くシンプルな表情をしています。

でもそれも最初の内だけ。

この素材は凄まじい変化を見せます。

 

履き込むにつれて立体的に刻まれる迫力のある履きジワ。

マットな表面感から徐々に徐々に

あなたが気がつく頃まで着々と

革の奥底まで浸透させた油分が表面を覆う様な、力強い光沢に経年変化をする素材です。

 

しかもそれを贅沢に

継ぎ目なしの一枚革で構成。

 

いつものRolling Dub Trioの靴よりもトゥや甲周りを吸い付く様なフィッティングに攻めた木型。

そして製法はブランドでもほとんど存在しないマッケイ。

いつもの重厚感のあるRolling Dub Trioのシューズとは異なるシャープな横顔。

この軽い歩き心地も凄く好きです。

 

邪魔するものが何一つ無いアッパーに歩いた分だけ呼応するシワを思い切り刻んでください。

 

デザインを徹底的に削いだ靴。

だからこそ際立ってくる輝くRolling Dub Trioらしい男っらしいディティール。

男は背中でも語ると言わんばかりに踵を力強くホールドするT字のバックステイ。

オリジナルのコルクソールとチップに打ち込まれたブロンズに輝くスチールトゥ。

しっかりブランドらしい凛々しさも付与された一足。

Rolling Dub Trioの新たな挑戦